モデリング

みなさんは、モデリングという言葉はご存知ですか?

端的に言ってしまえば、「ものまね」ということになります。実はこのモデリングというのもは成功する上で非常に重要なポイントなのです。

たとえば(これは友人から聞いたことです)テレビ番組で、和泉元彌が、とんねるずの木梨さんに狂言を教えるというものがあったそうです。その中で、和泉元彌は、木梨に「足袋は左から履いて下さい。」といったそうです。

木梨さんは、「何故、左からなの?」と聞いたそうです。それに対し、和泉元彌は、「それは今分からなくていいです。今は、僕の言う通りにして下さい。今は分からなくてもやっていくうちに分かりますから」と言ったそうです。

「理論理屈は分からなくてもいいから、今は、私の真似をしなさい」こういうことです。つまり、和泉元彌のモデリングをしろということです。

スポーツや武道をやった経験がある方は分かる方も多いかもしれません。

「なんでこんな練習をやるの?」「なんでこんな構えをするの?」しかし、数年やっていると、「ああ、なるほど、こういうことだったんだ!」というのが見えてくる時があります。

しかし、最初から、「これこれこういう理屈があって、こうだから、こうしてね」と言った方がいいではないか?こんな意見もあるでしょう?こちらの方が筋が通っているようにも思います。なのに何故「とにかく真似をしろ、言った通りにやれ」的なことが大事なのか?

なんの業界でもそうですが、成功する人の素養の一つとして、「素直」ということが上げられます。何かの道で成功しようと思ったら、成功している先人の意見・指導は素直に聞かなければいけません。しかし、人間は理論理屈を身につけてくると、「ああした方がいいんじゃないか」「こうした方がいいんじゃないか」いろいろと思い、教えてくれたことを自分なりにアレンジしたり、付け加えたりして、違う方向へ行く人が必ず出て来ます。

モデリング

向上心や創造性は大事ですが、言われたことを素直にしない人は9割失敗します。何故か?世の中では、何事かを成し遂げた成功者というのは割合的に非常に少ないですよね?これは、ある到達点に達するためには当然、困難が待ち受けていて、一回のみならず、数十回とあなたの目の前に立ちはだかります。

普通の人は、この度々現れる困難苦難と戦うときに、どの方法で立ち向かえばいいのか?また、どちらの選択肢をとればいいのかについて迷います。方法を間違えても、選択肢を間違えても、また再チャレンジすれば、人間は最終的には成功するようにできているのですが、疲れてしまい、「もういいや、自分には無理だったんだ、才能がなかったんだ」となってしまいます。また、ひどい人はたった一回の困難で、諦めてしまいます。

しかし、成功者の言葉に素直に従い、モデリングをする人は、困難を経験はしますが、成功する確率が非常に高いです。これは、成功者というのは、苦難困難を乗り越えて来ていてその乗り越え方を知っているがためです。それを知ったうえでの意見・指導だからです。

我の強い人、なんでも理論理屈から入る人は残念ながら成功者になれる可能性は低いです。私が見てきた経験から言うと、成功者というのは、素直で、理屈よりもまず行動、そしてなによりも粘り強い性格の持ち主でした。

昔の職人さんの間では、「見て学べ、盗め」こういった教育方法がありました。しかし、今の日本はなんでもマニュアル主義で効率化を追い求めます。確かに生産性は上がり、資本主義経済の発展には寄与しましたが、卓越した職人さんというのは減ってきています。

もし、あなたが、なにがしかで成功したいと思っていたならば、その業界で成功している人のモデリングを徹底的に行うのが一番早い成功方法です。その人の一挙手一投足をまねる、その人の思考回路になる。「ウイン・ウェンガー」という人が書いた本の中に、「成功者のお面をかぶる」という訓練方法があります。まさにモデリングです。

明日からはあなたも、自分の成功キイワードの中に「モデリング」を追加しておいて下さい。必ず役にたちますよ。

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