今回のテーマは「自分をすきになるにはどうしたらいいのか?」です。
何故このテーマなのかって?それはですね、「自分が嫌い」「自分のことがどうしても好きになれない」「どうしたらいいのか?」という読者の方が非常に多いからなんです。
「えー、普通は自分のことは好きでしょうー」と思われる方も多いとは思いますが、「自分が嫌いだ」という方もこれまた多いのが現実です。
以前、「自分を愛せない人は他人も愛せない」と書きました。
他人を愛せない人、許せない人、慈しめない人は本当の意味での成功者にはなれません。
偏った成功者にはなれるかもしれませんが・・・。
実はこの問題、すごーく根っこが深くて、最大公約数的にこうやれば「自分が好きになれるよ」とは言えないのが本当のところです。
幼少期のトラウマがあるのかもしれませんし、現状の環境から来るストレス等で、してはいけないと解りつつも、その行動を取ってしまい、よけいに自分が嫌いになるのかもしれません。多くの場合は幼少期に原因があることが多いようです。
このように自分を愛せないというか、好きになれない原因が多岐にわたり、個々の方と膝をつき合わせてお話をしない限り、解決策は出てこないかもしれません、また特別な手法をとらなければ解決しない場合も多いのです。(精神カウンセリングや内観法など。内観法は特に有効です)
また、私は精神カウンセラーではないので、専門的なアドバイスもできません。
私からアドバイスができるのは次の4点です。1~3に関しては、悩みが深刻な人には根本的な解決策にはなっていません。
そんな方には4をおすすめします。
<1> 自分の全てが好きと言う人はいないことを認識する。
人間誰でも一つや二つ自分の嫌いな部分があります。「グズグズしているところ」「約束を守らないところ」「人の悪口を言うところ」「足が短いところ」「短気なところ」「ギャンブルにのめり込むところ」挙げていけばこれはきりがないくらいです。
逆に言えば、「自分のことが全部好きです」という人がいたら、これは是非お目にかかってみたいです。
誰かいますか?
大事なのは、自分の嫌いなところを過大に意識して、ウジウジ気にして、よけいに自分を嫌いになるということをしないことです。
完全な人間なんてこの世の中にいないのですから。
私も自分の嫌いなところいっぱいあります。ちなみに一番嫌いな部分は、「グズグズしてるとこ」です。
<2>自分の好きな部分を無理矢理でも一つ見つける
誰でも良い部分を一つくらいは持っているでしょう。
「私には無い!」こう断言される方でも、う~んと頭を絞って考えてみて下さい。
出てきました?
そしたら、こんどはそっちにも目を向けて下さい。「何でおれはこうなんだー嫌になるよ。あ!でも俺って子供が大好きなんだよなー本当は俺って良い奴なのかな?」こんな感じです。
ふざけてる??いいんです。
ふざけてても、おちゃらけてても、人間なんでも真剣に取り組まないといけないって誰が決めたんでしょうか?
深淵なる思考は哲学者の方にお任せしましょう。
<3>自分の嫌いなところは他人から見れば良い部分かもしれない
先ほど私は、自分のグズグズしているところが嫌いと書きましたが、これは他人から言わせれば、「加川さんってノホホンとしていて、いつも落ち着いていて何事にも騒がないですよね。いいですよねー」と言われたことがあります。
「他人から見ればそうなんだー」と思いました。
自分では愚図のように感じていて嫌だったのですが、まぁ、「ものは言いよう」ですね。
<4>本当に深刻なものなら専門のカウンセラーのセラピー等を受ける
悪いと解っていながら、「万引きをしてしまう」「自分を傷つけてしまう」
「人を傷つけてしまう」などで自分が嫌いになり、悩んでいるなら、一刻も早く、専門のカウンセラーの診断を受けましょう。
何ヶ月も何年も悩んでいるなら、カウンセリングを受けてすっきりしましょう。
人生もったいないですよ。
今回は皆さんに明確な答えを出すことは出来ませんでした。
しかし、私の中の自分自身への答えは明確です。
「人間は不完全なるもの、だからおもしろい」です。
世の中悟りを開いた賢者ばかりだとどうでしょう?
想像してみて下さい。
ちょっと気持ち悪いですよね。