成功を収めるのに何が一番必要かと聞かれたら、私は迷わず「行動力」と言います。
しかし、この行動力が無い人があまりにも多い。
行動力をつけるための考え方はこれまで何回も書いているので、そろそろ耳にタコが出来初めているかもしれませんが、今週は、「あ、そういわれればそうだね、当たり前だけどそういわれれば納得するわ～ぁ」というお話です。
「できるか、できないか」
「つきあえるか、ふられるか」
「わかるか、わからないか」
等々・・・
とまぁ、このように、我々はついつい、「ゼロか１００かどっち」という考え方（以後ゼロ１００思考とします）をしてしまうことが多いですね。
実はこの思考癖が行動力を大きく削いでしまうのですね。
ゼロ１００思考の人は、私がセミナーや電話相談で、アドバイスをすると、「あ～、加川さん、それはうちのばあいはできませんよ、だって●▲■★ですから」と言います。
ゼロ100思考の人は、アドバイスを聞いた直後から、それを完璧にこなさないといけないと思っています。
しかし、スーパーマンではないのですから、いきなり初めからなんでも完璧に出来る人がいるわけがありません。
そして、ちょっとだけ手を出してみてうまくできないと、「やっぱりこれは難しすぎますよ」とか「ここまでのものは必用はないですよ」等々、いきなりアドバイスを否定するような言葉を言うようになります。
このゼロ100思考に陥る人の特徴は、なんでも完璧にできないと嫌な人、まじめな人が多いようです。
このような人はいきなり高いところを目指しますし、最初からうまくできないと、気分がイライラする傾向にあります。
また、ストレスも多くためやすい体質でもあります。
「どうにも自分には行動力が無くて」と嘆いているそこのあなた！
ひょっとして、あなたはこの「ゼロ100思考」の持ち主ではないですか？
もし、そうかもしれないとしたら、「行動することで、ゼロが５になる、ゼロが１４になる、最初はそれでいいじゃないか、だって行動することで、ゼロから一歩でも前進したんだから」という考えに変えることです。
行動力の根源にあるのは「楽しい」という感情です。
行動することによって、「楽しいな」という気持ちが湧いてこなければ、その行動は長続きしませんよね。
最初から完璧にしようという考えは、自分を苦しめるだけです。
年商100億円の会社も最初は1,000円くらいの売り上げから始まっていたりするものです。
まず小さな一歩を踏み出し、それによって少しでも変化が出たら自分を褒めてあげましょう。
「ほんのちょっと、ほんのちょっとでも前進したらいいいじゃないか、それを積み重ねるんだ」
こんな気持ちで頑張ってみようと考えて下さい。
きっとずいぶん気が楽になりますよ。
