今日は、ひとはそれぞれ見ているものが違うというお話です。
私たち人間は、赤外線や紫外線を見ることができません。
しかし、他の生物、例えばヘビの一種は赤外線を感じるセンサーを使って獲物を捕えることができます。
また、昆虫の多くは紫外線を見分ける事ができます。
ということは、私たち人間と、蛇、昆虫は違う世界を見たり感じたりしているということになります。
また、私たちの身近にいる猫や犬も、私たちと同じものが見えているとは限りませんよね。
ドイツでは、猫には幽霊が見えると言われています。
時々、猫がある一点を見つめて、視線だけが何かを追っている時があります。
私の家でも猫を飼っているので、そんな猫の仕草を見ていると、私に見えない何かが見えているのかなと感じることがよくあります。
さて、私たち人間はどうでしょうか?
人間は同じものを見ています。
富士山を見るための展望台に人間が10人いればそこにいる人は全員富士山を見ています。
目の前にある富士山がエベレストに見えるという人はいないでしょう。
しかし、富士山を見て感じ取るものは、人それぞれです。
美しいと思う人もいれば、何も感じない人また、逆に富士山が汚いと感じる人もいるかも知れません。
今は風景のことでお話をしましたが、これは他の事においても同じです。
ドラマを観る、映画を観る、本を読む人から話を聞く。
全てにおいて人それぞれの感じ方があります。
人それぞれの感じ方というのはその人の価値観や信念が大きく影響を与えています。
私がここまで書いたことを読んで
「そんなの当たり前じゃない」
と思う方も多くいらっしゃるかもしれません。
しかし、このことを賦に落とせば、他人が自分と同じ考え方をしない。
自分に賛同しない。
自分と馬が合わない。
こういったことでいちいち気分を悪くすることは少なくなるでしょう。
人はそれぞれ違う生き物です。
もし、今後、
「この人嫌な人だなぁ」とか
「気が合わないなぁ」
「何でこの人はそんなことばっかり言うんだろう」
と思うことがあれば
「人はみんな見ているものが違う、価値観が違うんだからしょうがない」と思うようにしてください。
そうすれば、気が楽になるかもしれませんね。
今日はここまでです。
ありがとうございました。