人生に望むものを明確にする

さて今日のトピックは、「あなたの人生を思うように操縦する方法」です。

ホントかよ~って感じですよね??
でも本当ですよ!

しかもその方法はとても簡単です。

すべてを明確にする。たったこれだけのことです。

人間は多くのことを不明瞭にして日々生きています。

身近な分かりやすい例で言えば、中年の男の人には中性脂肪やコレステロールを気にしている人が多くいます。

気にしてはいるものの、病院へ行って、血液検査を行い、自分の健康状態を積極的に明らかにし、その結果次第では、お酒を控えたり、食事を変えたりして健康を回復しようと行動する人は少ないのです。

なぜなら、もし結果が悪かったらどうしようと考えるからですね。

で、申し訳程度にお酒の量を減らしたり、油物の量を減らしたりして、矛先をごまかして時を過ごします。

ほとんどの人は、会社の健康診断や体調不良などで初めて、自分の体の中で起こっている異常を明確に認識して、お酒を辞めたり食事を変えたりするわけです。

これは自分の健康に対して明確な考えを持っていないということです。

好きなお酒を飲んで、好きな食べ物を食べて、何となく「カラダに悪いかなぁ」と思いながらも、「まあ大丈夫だろう」という根拠のない考えを持って、日々を送り、かなり悪化した時点で初めて、いままでの生活に後悔の念を抱くわけです。

もう一つ例を示しましょう。

私の知り合いに田中(仮名)さんという営業マンがいました。

彼は転勤先の支店で、ある大口の営業先を任されることになりました。

しかし、そこには、その支店の多くの営業マンが恐れる、とても恐い部長さんがいました。

田中さんも例外なくその部長さんが苦手になり、なるべく顔を合わさないようにしていたそうです。

田中さんは、その会社に行く時にいつも、「今日はあの部長さんいるのだろうか?いないのだろうか?」と心配をしていたので、その部長さんがいると、本来の調子で営業が出来なくて困っていました。

こんなことですから、その取引先からの売り上げは減ってしまい、田中さんはその担当をはずされてしまいました。

また大口の顧客からの売り上げ減少ということで、ボーナスも減ってしまったそうです。

この事例も、田中さんが得意先の恐い部長さんに対する、自分の接し方を明確にしていないから起こったことだといえます。

「部長さんがいなければ上手に営業ができて、いれば思うように営業ができない」

こういう状況を作ってしまったのは、ほかでもない。田中さん自身の責任です。

部長がいたら「●●のように営業をし」、「いなかったら●●のように営業をする」または、「いてもいなくても、一貫した営業姿勢をとる」このように、取引先に対する営業姿勢を明確にしなかったためにボーナスが減ってしまったのです。

これらのことをまとめれば、自分の周りのこと全てを、明確にする癖をつけていないために、自分が意図したような人生を歩むことができないということです。

未来の曖昧さを受け入れるのではなく、未来を自分の意思で作る気持ちが大切です。

苦手な部長がいたら、その存在に対する自分の態度を曖昧にしておくのではなく、すぐにどのような対応をとっていくのかを明確に決定するのです。

事の成り行きに身を任せるのではなく、事の成り行きは自分が創造するのです。

世の中には、自分をとりまくいろんなことが明確なっていない人がたくさんいます。

借金の金額、貯金の金額、毎月の口座からの引き落とし金額、引き落とし日、会社での目標、身に付けたいスキル、苦手な人への対応、歯医者に行く日、喧嘩した人に謝る日、一日に使うお金の金額、摂取カロリー、その他諸々・・・。

一度丸一日じっくりと時間をとって曖昧にしていることを全て明確にしてみて下さい。紙に書くと一番良いでしょう。

いろんなことを明確にしたら、頭の中が急に雲がなくなったようにすっきりします。

そうすると不思議なことが起こりますよ!

宇宙の法則は明確さを好みますね。

頭の中から曖昧さが消えていくと、グングン望んでいる環境がやってきます。

曖昧さがあると、潜在意識はあなたの誘導先に困惑してしまうのです。

頭の中はいつもクリアにしておくことです。

そのためには、事を明確にする習慣を持つようにしましょう。

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