頭の中のイメージ

つい最近のこと、私は、とある学習塾の経営者の方にコンサルティングをしていました。

仮にその人を山田さんとしましょう。

山田さんの悩みは、生徒の数が増えないことです。

山田さんは次のように聞いてきました。

「加川さん、もういつまでもコツコツとやってはいられないのです。一気に生徒を集める方法はないでしょうか?」

その訳を聞いてみると次のような理由からでした。

「いつまでも、チラシと口コミでコツコツと生徒の集客をやっていても仕方ないので、ここで一気に飛躍を図りたい、なんとか生徒を一気に集めて、規模を拡大する方法はないものか?」

この話を受け、私は次のようにアドバイスをしました。

■まずオリジナリティのある成績アップノウハウを作る(よくある、●●暗記法とか、●●勉強法といったもの)
■それを今の生徒に教えて効果を確認
■その勉強法に関する本を執筆する
■その成果をもってマスコミにアプローチ
■マスコミに取り上げられたことをチラシやインターネットで宣伝する

私は「例えば、このような方法がありますが」と、山田さんに言いました。

私の話を聞いた山田さんは、開口一番次のように言いました。

「加川さん、私にはそんなことは無理だよ、できっこない」

この言葉を皮切りに、出来ない理由が芋ずる式に出てきます。

出来ない一番の理由は、本を書くとか、マスコミにアプローチするとか、そんなことは、自分の世界では考えられないということでした。

山田さんは次のように言いました。

「加川さんが言うようにやったら、確かに生徒さんが一気に増えるかもしれない。そのやり方はわかる、だけど、自分は本を書いたこともないし、ましてや、新聞やテレビにとりあげてもらうような大した人間ではない」

あなたは、山田さんのこの言葉を聞いてどう思いますか?

山田さんが言った言葉は典型的に大きく飛躍が出来ない人の言葉です。

つまり、大きな飛躍ができない人間というのは、頭の中に描いた成功への道筋が、自分が実感できるようなレベルのもの(自分にとって現実的)でない限り、それを行動には移さないということです。

もっと平たく言うと、山田さんにとって、本を書くとか、マスコミに取材されるということが、まったく現実的ではない、実感が湧くものではなかったということです。

「今の自分の情況に満足ができず、一刻も早く違う情況にしたい」

「どうしても叶えたい大きな夢がある」

このような人は、そこへ辿り着く方法を考え、その方法が自分にとって実感が湧かない、到底現実離れしたようなものであっても、勇気をもって行動に起こすことが求められます。

どんなに大きなイメージでも、実際に実行に移した瞬間からそれは、現実のこととして、あなたの目の前に具現化してくるのです。

山田さんにとっても、自分がこだわっている勉強方法のネーミングを考え出したときから、「山田さんにとって夢のようなこと」が現実に置き換わっていくわけです。

そして、山田さんが望む未来が、少しずつ形成されていきます。

あなたにも、山田さんと同じように、頭の中には描いてはいるが、それが実感できない、現実感を感じられないものはありませんか?

しかし、恐れずに、行動を起こすだけで、それは現実になっていくのです。

 

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