さて本日は、哲人「中村天風氏」の言葉からです。
具合が悪いときに具合が悪いと言ったら、具合が悪いのが治るかい。
運命が悪いときでも、「ああ、俺はなんてついてないんだ」って嘆いたら、運命がよくなるんかい。
天風氏のこの言葉には考えさせられるものがあります。
私たちはすぐに、
「あぁ~もう嫌だ」
「そんなのできっこない」
「疲れるなぁ~この仕事」
「あいつムカツクー」
などなど、ほぼ無意識的に悪い言葉を使っています。
皆さんもご存知のように言葉にはとても強い影響力があります。
人は多かれ少なかれ、人(自分も含む)の言葉に影響を受けながら暮しています。
「良い言葉」は良い運や出来事を運んできますし、「悪い言葉」は悪い運や悪い出来事を運んできます。
こんど、このことを強く意識して、人が言う言葉を聞いてみて下さい。
良い状況にいる人の言葉は、明るく前向きで元気が伝わってきます。邪気も感じられません。
それに対し悪い状況にいる人の言葉は愚痴が多く、暗く、後ろ向きで邪気が感じられます。
言葉は無意識の領域(潜在意識)の状態を表しますから当然と言えば当然なのですが・・・。
上司が嫌いで飲みに行けば上司の悪口を言っている人は、
上司の悪口を言ったら、上司がいい奴に変るのかい
と自分に言い聞かせましょう。
給料が安くてブーブー言っている人は
あーぁ、こんな安い給料じゃやってらんないやって言ったら給料が上がるのかい
と自分に言い聞かせましょう。
不平不満をつぶやけば状況が良くなるのならともかく、不平不満を言っても何も変らないのなら、その言葉が自分のエネルギーを低くし、周りにも悪影響を与えていることを強く認識しましょう。
「はじめに言葉ありき」ですよ。