逆境の時にどのような思考回路を持つかで人生は大きく変わってきます。
生きている限り、良いときもあれば、悪いときもあるのが人生ですよね。
では、人生が悪い時、逆境の時にあなたはどのような思考回路を持てば良いのでしょうか?
これは以前にも少し書きましたが、逆境をゲームにしてしまうんです。
詳しく書く前にだめな人の思考・行動パターンを書くと次の通りです。
■逆境をとにかく人や周りのせいにする。
■愚痴が多くなる
■やる気をなくす
■やけになる
■暗くなる
■自分を卑下する(俺はだめな男だとか能力がないからなど)
心当たりはないですか?このような思考や行動を取ってもあなたの状況は、悪くはなっても、良くはならないですよね。
状況が悪いときこそ、プラス思考の癖が必要になってきます。
人生にツキがある人の思考回路は常に普通の人と逆のことが多いようです。
良い例を一つご紹介しましょう。
●私がサラリーマンの時の上司
仮に山田さんとしましょう。山田さんは高卒ながらその人柄と仕事の迅速正確さで部長まで出世していました。
しかしあるプロジェクトの大失敗による責任を取らされて、郵送物管理課という窓際の人が行かされる部署へ飛ばされてしまいました。
郵送物管理課とは社内に来る郵便物や、宅急便の仕分けをする部署です。
もともとこのプロジェクトは最初から上手く行く可能性は低く、おそらく誰が責任者になっても、失敗していたと私は思っています。
しかし、山田さんはいい訳を全くせずに、郵送物管理課に行きました。
ここで腐ってしまうのが普通の人なのですが、山田さんは違いました。郵送物管理課でも今までと同じように働きました。
山田さんが左遷されてから、一度飲みに行ったことがあります。
その時に私は恐る恐る聞いたことがあります。
「山田さん、今の仕事はつまらないでしょう?」
「山田さんの、能力を活かせない部署で嫌じゃないですか?」
山田さんは、不思議そうに私の顔を見ながら、「加川君、仕事っていうのは、そんなものじゃないよ。どんな仕事でも与えられた仕事は一生懸命にこなすのが、サラリーマンってものだよ。それで給料をもらってる。ありがたいことじゃないか。世の中にはリストラされて明日のご飯を食べることにも困ってる人がたくさんいるんだよ。自分に与えられたことは一生懸命にこなす。これだけだよ。それにいまは残業もないから、学校にも通っているんだ、良いチャンスだと思ってるよ。」
もうだいぶ前のことなので一字一句このように喋ったかどうかは覚えていませんが、大筋でこのようなことだったと記憶しています。
このときに私は、山田さんてサラリーマンのプロなんだなって思いました。
すごくさわやかな気持ちになりました。その後、山田さんは、元の部署に呼び戻されて業績を上げ、今では取締役になっています。
もし、山田さんが、郵送物管理課で腐ってしまって、人間的にもだめになっていたらどうでしょう?きっと、呼び戻されて、取締役まで昇進することはなかったのではないでしょうか?あなたはどう思いますか?
さてさて、本題に入りましょう。逆境の時それを上手く切り抜ける方法です。
●逆境大脱出ゲーム化作戦
変なネーミングですいません。笑 でも絶対的な効果があるのでお試し下さい。
手順は次の通りです。
1自分が逆境におかれていることを冷静に考え、分析する。
2自分なりに、どうすればこの状態を脱出できるか考える。(参考になる本を買う、人に意見を求める。)
3考えを紙に書く。(考えが整理されます)
4考えを細かくステップごとに分解する。
5細かく分解したステップにナンバーをふる。
6各ステップを実行する期間を定める。
7達成したときの自分へのご褒美を決める(服を買う、旅行に行く等々)
8自分をこのゲームの主人公と思いこむ。
9あとは楽しみながらこのゲームを制覇しましょう。
以上です。
ゲームにするのがピンと来なければ、ドラマや映画に置き換えてもいいですよ。
あなたは凄い不幸な状態に置かれているんだけども、そこから歯を食いしばって、幸せをつかみ取る映画の主人公になりきるんですね。
大切なのは、今の逆境を楽しみながら切り抜けていくという思考が大事です。
私はこの方法で何回も助けられています。
同じ生きるのだったら楽しく生きた方がいいでしょ?
「笑う門には福来たる」じゃないけど、困った時、不幸なときに、暗い顔をしなければいけないなんて誰が決めたんでしょうか?
暗い顔をしてると、暗い考えしか浮かばないですよ。