無一文の難病患者から復活した方法 第16話

最後の入院の時私が出会った2冊の本

「眠りながら成功する ジョセフ・マーフィー著」

「信念の魔術 謝世輝著」

この二つの本との出会いが私の人生を大きく変えていくことになります。

この本に出会うまで、私はどちらかというと、こういったジャンルの本が嫌いでした。

なんとなく胡散臭いというか「まっとうな人が読む本ではないんだろうなぁ」という印象でしたね。

今思い出すと笑ってしまいますけれど。

私がこの2冊の本に強く影響を受けたというのは、潜在意識を活用することによって病気が治るという記述でした。

当時の B 型慢性肝炎にはこれといった治療方法もなく、ただ入院をして安静にしているだけという状況でしたから「潜在意識を活用することによって願望が叶う」

この言葉に私は夢中になって本を読み返しました。

潜在意識を活用する一番のポイントは、自分の願望が現実になったというところをイメージするというところにあります。

私はまず手始めに自分の病気が治ったところをイメージしようと思いました。

主治医がある日、私の検査結果を見ながら「加川君!奇跡だよ。病気が治ってるよ」こう叫んでいます。それに対し、私が、「え!!先生、本当ですか?」こう私が答えている。

これを毎日ほぼ一日中やってました。何せ入院中は暇ですから。どうなったと思います?

このときは、私は結構まずい状況でした。

強い黄疸が出ていて、食べるとすぐにもどしてしまうので点滴で栄養を補給していました。

尿はコカコーラのような色をしていました。

自分的にも「これまずいよなぁ~」って感じていましたね。

しかしなんとイメージをやり出して3日目くらいから、黄疸がどんどん薄くなっていくんですよ。信じられますか?まるで墨汁を入れたコップに水を注いでいくみたいにどんどん薄くなる。

真黄色だった白目の部分が白くなっていくんです。体もどんどん普通の肌色に戻っていきました。

一週間後には、肝臓の炎症値を示す「GPT・GOT」が正常値に入りました。

この方法をする前は、「GPT」が2000を越えていたのが、一週間で、「25」に下がったんです。

ちなみに正常値は「35」です。これには本人より、主治医の先生がびっくりです。

「こんな短期間でこんなにも値が下がった人は珍しいよ」とおっしゃっていました。

しかし、慢性B型肝炎のやっかいなところは、この炎症値を示す「GPT・GOT」が下がっただけでは治ったとは言えないところなんです。体の中にいる、ウイルスを駆逐しない限りはまた炎症がおきて「GPT・GOT」が高くなってきます。

そうなるとまた入院です。

私は「キャリア」と診断されていました。

キャリアとは、母親がB型肝炎に感染していて、出産のときに赤ちゃんに感染。そのまま成長してしまった人をいいます。

免疫機能が発達していない赤ちゃんの時期に感染するので、免疫機能がB型肝炎ウイルスを外敵と認識できず、そのまま共存してしまいます。

体が成長して大人になると、免疫機能も大人になるので、それまで外敵と認識していなかったB型肝炎ウイルスを敵とみなし、攻撃を始めます。

そうなると肝炎が発症するわけです。

このウイルスを駆逐できればいいのですが、当時の医療では難しく、これといった治療法が存在しません。

インターフェロンという治療薬が登場し始めていましたが、根治をさせるまでには至っていませんでした。

難しいことをずらずら書いても仕方ないので省きますが、HBE抗原の陰性化、HBE抗体の陽性化が治療の目標です。

これはとりあえず肝炎が落ち着いたでしょうという状態。

この状態までは結構行く人もいるのですが、さらにその上のHBS抗体陽性 HBS抗原陰性の状態になれば、完治となります。

しかしこの状態になる人はキャリアではきわめて希であり、かなりハードルの高い目標です。

しかし、私はここにターゲットをおきました。「潜在意識の力で、GPTが下げれたのなら、HBS抗体も陽性化できるはず」そう思いました。

しかしことはそう簡単ではありませんでした。

GPTを下げることには成功をしたものの、HBS抗体陽性化はなかなかおきません。「今のままでは、また再発してしまう。なんとかしなきゃ・・」そう日々思っているうちに、症状が落ち着いたので退院してもいいということになりました。

退院後、ひょんなことから、私はあるアイディアが浮かびました。