あなたのデータベースを鵜呑みにするな

人間は何かを判断する際に、過去に蓄積した、自分のデータベースに照らし合わせて判断をします。

例えば、友人から、「四丁目にラーメン屋ができたが、あそこは非常にまずい」という言葉を半年前に聞いていたとします。あなたがラーメンを食べたいなと思ったときに、あなたは、おそらくその四丁目のラーメン屋には行かないでしょう。

「四丁目のラーメン屋はまずい」というデータベースに基づいて思考を働かせているからです。

しかし、そのデータベースは結構いい加減なものです。真実のみを蓄積するのなら問題はないのですが、憶測で書かれた雑誌の記事や、友人から聞いた噂話など、程度の低いものも時間が経てば、さも真実のものだったかのようにデータベースには蓄積されています。

そう、ここの例で言えば、あなたは四丁目のラーメンを食べたこともないのに、「まずい」と記憶されてしまっているのです。おそらくあなたは、四丁目のラーメン屋に行くことはないでしょう。言ってみたら、あなた好みで、凄く美味しいラーメンかもしれません。

このように人間は、何か行動をする際に、そのいい加減なデータベースに基づいて行動をしていることが非常に多いのです。これはおそらくほとんどの人がそうです。

しかしながら、これは仕方の無いことでもありますね。「受け取る情報の一つ一つを自分が実際に検証したうえで、価値があり、かつ、真実の情報だと判断したら、データベースに記憶する」なんてこのようなことをやっていたら、生活は出来なくなります。

ここにあなたをブレイクスルーさせるチャンスがあります。つまり、あなたが持っているデータ(価値観・思い込み・信念)はなんら根拠がなく、大した価値がないものかもしれないということです。

もっと具体的に言えば、あなたが今、何かの理由で諦めていること、ためらっていること、それらの原因となっていることには、なんら根拠がないかもしれないのです。

「私は人をまとめるなんてできない、だって自分にはリーダーシップ性がないもの」と思っていたとしましょう。

ではいったい何の根拠で、「自分にはリーダーシップ性が無い」と思っているのでしょうか?

小学生のときに、班長になったが、上手く行かなかったことかもしれませんね。

小学校のときに上手く出来なかったからといって、今も上手く行かないと言い切れるのでしょうか?

過去のデータベースにのみ基づいて生きて行くということは、これからのあなたにはなんら、進歩の余地が残されていないということになります。

「データベースは常に書き換えていくもの」このことを覚えておいて下さい。