私たちは暗示の影響を受けて暮らしています
人間は日々何らかの暗示的効果を受けて暮らしています。
暗示の発信元は、友人・知人・上司・部下・新聞・雑誌・テレビ・ラジオ・公告など様々です。
こういったものから発信される言葉や情報が、あなたの頭の中に蓄積され、あなたの考え方や行動に大きな影響を及ぼしています。
たとえば、暗示の力を示す有名な話に次のようなものがあります。
「『どうしたの今日は顔色が悪いよ』この言葉を、会う人皆から言われたら本当に体調がおかしくなってしまう」
知ってます?この話。
これは、他人から言われた言葉が潜在意識に届いてあなたの神経系に影響を及ぼしているからですね。
しかし、意識の上で明瞭に「今の自分は暗示に左右されているな」と感じている人はほとんどいません。
たとえば、とても苦手な取引先の部長の顔を思い出しただけで気分が落ち込んでしまうのも暗示効果です。
また、友人から「あそこのトンネルは女性の幽霊が出ることで有名だよ」聞かされていたとしましょう。
この話を聞いた後、実際に自分がそのトンネルを通ることになったときには、
「は~、確かになんだかそういう雰囲気だわ・・・」
このように感じてしまいます。
それから「神社」「寺院」このような場所に行くとなんとなく神聖な気持ちになるもの暗示効果です。
「神社」「寺院」これらの場所は神聖なる場所であるという認識があるために、なんとなく神聖で厳粛な気持ちになるのです。
その結果、背筋が伸びたり気分が高揚したりします。
「暗示」が持つ効果についてはご理解いただけましたか?
ならば、この暗示を意識的に建設的なことに使えば、自分の人生が楽になるとは思いませんか?
アンカリングで暗示効果を呼び覚ます
暗示を自分の人生を楽にするために使う方法については色々な方法があります。
今日はその中から一つご紹介しましょう。
それは「感情をコントロール」する暗示方法です。
人間は感情の動物です。
行動は感情に大きく影響を受けます。
落ち込んでいるとき、当然ながら仕事ははかどりません。
いらいらしていると人に対しておおらかになれません。
感情を上手にコントロールすることで、日々の生活のクオリティを高めていくことができます。
ではその方法です。とても簡単ですからやってみてくださいね。
1.自分がなりたい感情を決める(いらいらすることが多い人は、「ゆったりと落ち着いた感情」やる気がなくなることが多い人は「やる気に満ちた感情」)
2.自分がなりたい感情になっているときの自分を思い出す。そしてその感情の感覚を覚える。
3.次に、どのような言葉や動作をしたらやる気が満ちてくるのかを決める(たとえば、「両手をパンッと音を出して合わせたら、やる気が満ちてくる」「大きく深呼吸をした後、”よし”と声を出したらやる気が満ちてくる」などなど。)
4.やる気が満ちてくる言葉や動作を決めたらそれを紙に書く。たとえば「両手をパンッと音を出して合わせたらやる気が満ちてくる」ということであれば両手をパンッと音を出して合わせたらやる気が満ちてくる」という文字を紙に書く。書く回数は100回。
4.100回書いたその文字を声を出して読み上げる(両手をパンッと音を出して合わせたらやる気が満ちてくる」という言葉を100回読みことになります。)
5.100回読み上げたら、最後に署名をします。たとえば次のような感じ。「私は、『両手をパンッと音を出して合わせたらやる気が満ちてくる』ということに対して強く同意し、このことを信じて疑いません。署名:日本太郎」
6.この紙を書いた日を入れて7日間は、書いた紙を毎日朝と夜3分間づつ眺めてください。このとき頭の中では「コレで自分はいつでもやる気が引き出せるんだなぁ~」と思ってください。
以上です。
とにかく信じてやってみてください。
効果はすごいですから。