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今日は自分への予測は現実になってしまうという話です。
デニス・ウェイトリーという人が書いた「成功の心理学」という書籍に書かれてある話なのですが、とても興味深いのでそこから引用してご紹介をします。
少し古い話で恐縮ですが、今から40年以上前にブリティッシュ・メディカル・ジャーナルというイギリスの医学雑誌に掲載された実際のお話です。
ある5歳の女の子が、「あなたは43歳で死にます」と預言者に言われました。
その女の子は5歳なので38年も先のことですね。
その後、その少女はその預言を心に抱いたまま成長し、そして43歳の誕生日の一週間後に死にました。
これは先ほども言ったように実際の話です。
この女性は見るからに健康な5人の子供の母親だったそうです。
彼女はこの時、手術を受けることになっていましたが、手術そのものは比較的簡単なもので命に関わるようなものではなかったそうです。
しかし、二日後彼女は死にました。
手術の前夜、彼女は予言のことを知っている妹に次のように打ち明けたそうです。
「私は麻酔から目を覚ますことはないだろう」
そして実際にそのようになってしまったわけですね。
解剖の結果、広範囲な内出血が見つかりましたが、これは合理的な説明がつかないものだったそうです。
「この患者の激しい緊張と外科手術に対する心理的ストレスが重なったことが死に関係があるのではないだろうか」と医師たちは語ったそうです。
イギリス医学協会のスポークスマンは「これは医学的には説明のつかない現象だ。魔術師が預言した日時に死ぬという原住民の例に似ているようだ」と語りました。
実は私もこれに似たようなことを経験しています。
27歳の時、私は B 型慢性肝炎で入院・退院を繰り返していました。
それを見かねた友達が「とても有名な気功師の先生が知り合いにいるからその人に見てもらったらどうだろうか」といって、私が入院している病院にその気功師の人を呼んだんですね。
その気功師の人は私の身体をしばらく触ったらり眺めた後、「このままでは、あなたは32歳で死にます」って言ったんですね。
その時は体が弱っていたことと有名な気功師ということですっかり信じ込んでしまいましたが、結果私は死ぬことはありませんでした。
その理由としては、その気功師に出会った後、潜在意識のことを知って病気を治すことができたからです。
しかし、潜在意識との出会いがなければどうなっていたかはわかりません。
この少女の場合、5歳の時に預言者から「43歳で死ぬ」と言われています。
自我が固まる6歳までに受けた言葉は強い暗示となって、潜在意識の中に信念や価値観となって刻まれます。
そして人間というのは、その潜在意識の通りに考え行動するようになってしまいます。
この少女の例からもわかるように潜在意識に刻む言葉というのは命をも奪ってしまうことがあるということです。
「自分はおそらくこうなるだろう、ああなるだろう」という予測を誰もが持って生きているでしょう。
その予測はどこからやってくるか。
それは潜在意識ですね。
潜在意識を使って病気を治そうとしている人は多くいます。
しかし、普段の会話の中では、既に「その病気を受け入れてしまっている」かのような会話をしていることが実に多くあります。
これはブレーキを踏みながらアクセルを踏んでいるようなものです。
「ダイエットしなきゃいけないんだよね」と言いながらケーキを食べているようなもんです。
自分への予測があまり良くないものである場合には、すぐに潜在意識を書き換えて、自分の習慣を見直す必要があります。
そうしないと、その予測どおりの人生が待っていますから。
今日はここまでです。
ありがとうございました。