瞑想

今日も昨日の続きです。

「潜在意識に夢・願望を刻む効果的な方法がイメージだから」ということについてご説明します。

潜在意識にアプローチする方法には次の3つの方法があります。

・視覚(文字・画像・動画)を使った方法
・耳(自己暗示・アファメーション)を使った方法
・イメージ(画像・映像を頭の中で想像する)を使った方法

この中で、イメージを使った方法が一番早く潜在意識にアプローチし影響を与えることができます。

なぜなら、「脳は、現実とイメージを判別出来ない」からです。

つまり、脳にとってイメージすることは、現実と同じことなのです。

脳がイメージを現実として捉え、潜在意識に素早く影響を与えることを示す証拠としては次のようなものがあります。

昔、バスや電車など乗り物に乗っているとき、怖い事件や事故に合った経験がある人は、バスや電車に乗ることができなくなってしまうことがあります。

バスや電車に乗る場面を想像するだけで、心拍数が増え、汗が噴き出してきて、体調が悪くなったりします。これは、潜在意識が自律神経系とつながっているために引き起こされる現象です。

これに対し、「私はこれからバスに乗ります」という言葉だけを発しても、体には大して変化は起こりません。ということは、言葉よりもイメージの方が潜在意識に影響を与えているということが考えられます。

このような例は、他にもたくさんあります。

たとえば、長さ15メートル、幅30センチほどの板を地面に置き、「その上を歩いて下さい」と言われたら、おそらくほとんどの人は難なく歩けるはずです。次にその板を高さ100メートルのビルとビルの間に架けて、「その上を歩きなさい」と言われたらどうでしょうか。

おそらくほとんどの人が尻込みをして、「平気で歩ける」、という人はとても少ないと思います。

「さっきはうまく歩けた。だから今回も絶対に大丈夫。さっきと同じように歩けばいい」と一生懸命理屈で考えても効果はないでしょう。

勇気を振り絞り、実際に歩いたら、板を踏み外し、落ちてしまう人がたくさんいるでしょうし、また、落ちなくても、板の上で這いつくばってしまい、動けなくなる人や、腰をかがめながらゆっくりゆっくり歩く人がほとんどだと思います。

板が地面の上にあったときと同じように、スムーズに歩いていける人というのは、ごくごく僅かな人数のはずです。なぜ、このようなことになってしまうのでしょうか?

まず、最初のケースでは、普通に地面に板を置いただけのことですから、恐怖感も何も感じることはありません。また、それ以外にも、板を渡る際の障害といったものも見当たりません。

よって、自分の頭の中には、向こう側まで歩いていける自分が容易に想像できるのに対し、ビルとビルの間に板を渡した場合だと、自分が板の上から落ちていく場面も想像してしまい、「落ちるかもしれない。落ちたら死んでしまう」という思いが、頭の中を大きく支配してしまいます。

そのイメージからくる恐怖感が、運動神経を鈍らせてしまうわけです。結果、うまく歩くことが難しくなってしまいます。

では、もっと身近な例をあげてみましょう。

「梅干しとご飯を一緒に食べるとおいしい」という言葉を言っただけでは、口の中に変化は起きませんが、目を閉じて、ご飯の上に梅干しを載せて、口に運んでいる場面を想像してみて下さい。

おそらく、ほとんどの人は、口の中に唾液(だえき)が湧いてきたと思います。

また、精神的に切羽詰まっていたり、悩み事があると胃が痛くなる人や、緊張すると顔が青くなる人、好きな人に告白することを想像するだけで心臓がドキドキしてしまう人。

これらはすべて、イメージの力が引き起こしていると言っても過言ではありません。

自分の意思力ではどうにもならないことも、イメージなら簡単にできてしまいます。例えば、先程お話をした「好きな人に告白をする場面を想像しただけで、心臓がドキドキする」ということも、意思の力で、「心臓よ、ドキドキしなさい」と言っても、ドキドキはしません。

心臓は、不随意筋といって、自分の意思ではコントロールができないものです。

しかし、大好きな人に明日告白することを想像するだけで、もう心臓がドキドキしてしまいます。

顕在意識のほうで、「これはあくまで想像なんだ。まだ告白はしていないし、第一、好きな人はまだ自分の目の前にはいないではないか」と、論理的というか、理屈っぽく考えてみても駄目です。

イメージは、顕在意識を通り越し、自律神経系を支配する潜在意識に届いてしまいます。

また、イメージの力を示す面白い法則として、ボードゥアンという学者が提唱した「努力逆転の法則」というものがあります。

これは、「想像力と意思が相争っているとき、勝者は常に想像力のほうである。意思と想像力が相争っているとき、想像力の強さは、意思の二乗に比例する」というものです。

この言葉は、ダイエットや禁煙で苦しんだ経験がある人にはよく分かるのではないでしょうか?

イメージングは潜在意識に直接届いてしまいます。

いかがでしたでしょうか?

「潜在意識に夢・願望を刻む効果的な方法がイメージだから」ということについてのご説明は以上です。

イメージの力を使い、あなたの夢・願望を潜在意識に届け、刻むことができれば、脳はそれを現実として受けとめます。

明日は、「夢・願望を潜在意識に刻むと、なぜそれが現実になるのか?」について説明します。

日本一堅実な潜在意識活用メール講座
あなたの夢・願望を現実にする方法を無料のメール講座でお伝えしています。 今なら、あなたの人生の質を高める特典をプレゼント中です。今すぐご確認ください!
おすすめの記事