昨日の続きです。
昨日は「潜在意識は書き換えることができない」とお話しましたね。
昨日のお話したことの一部をもう一度ここで復習しましょう。
例えば「自分は消極的だ」という認識が潜在意識に書き込まれていて、それを書き換えようとした場合、一般的にはアファメーションが有効だと言われていますが、私は、アファメーションでは潜在意識は書き換わらないと言いました。
なぜなら、「積極的になった実際の経験に基づく記憶」がないからです。
アファメーションで「自分は積極的だ!」と唱えてみても、自分には過去に「積極的」になった記憶がない。
アファメーションと潜在意識の間に相違があります。
このような状況のままアファメーションを行っていても、違和感が積み重なるだけで、効果が出ないどころか、人によっては、自己嫌悪の念が生まれ逆効果なケースも多々出てきます。
潜在意識は過去の経験・知識・思い込み・先入観からできています。
これらから出来上がった潜在意識に反するアファメーションをいくら唱えても効果はでないんです。
では、どうすればいいのか?
アファメーションって全く効果がないのか?
このように思ってしまうかもしれませんがそんなことはありません。
このような場合は、小さな行動を起こし、それを現在進行系でアファメーションします。
例えば、【あなたが消極的な人間で、交流会やパーティーなどで、他人に対し、自分から話しかけることができない。いつもひとりぼっちで寂しい思いをしてしまう。なんとか自分から話かけれるようになりたい】
このように悩んでいるとします。
このようなときは、たった一人の人間でいいので、話しかけてみてください。
その人と継続的な会話をする必要もありません。
「あっ、こんにちは!もしよかったら名刺交換してもらってもいいですか?」
これだけでも問題ありません。
あとは、ずーっと一人で誰とも話さず、ポツンとしても構いません。
で、交流会やパーティーから帰ってきてから次のようなアファメーションを唱えましょう。
「私は少しずつ積極的な人間になりつつある」
このアファメーションは嘘ではありません。
事実です。
「あっ、こんにちは!もしよかったら名刺交換してもらってもいいですか?」
って話しかけたんです。
で、このアファメーションを、朝起きて鏡で自分の顔を見たとき、夜、歯を磨くときに鏡を見ながら、布団に入ってから、日中暇があるときに唱えてください。
そして、また、交流会などがあったら、こんどは2人に話しかけてみましょう。
または、1分間だけ話してみましょう。
ようは、書き換えたい内容を改善するための行動を細分化し、実行に移し、最終的な目標に向かっているという「現在進行系」のアファメーションを行うということです。
いかがでしたか?
ぜひ、試してみてくださいね。