あなたは、丁重で柔和な態度で接する人と、ややぶっきらぼうな態度で接する人とをどこで使い分けていますか?
もちろん最初から相手方の素性がわかっている場合は、その人の社会的ポジションや職業などによって使い分けていると思います。
しかしそうではない場合はどうでしょうか?
ほとんどの人が、わずか1秒前後で最初の対応を判断し、その後30秒位話をした後にどのような対応をするか決めています。
そのときの判断材料はなんでしょうか?
髪型 顔 声質 表情 身長 体型 洋服 身のこなし 喋り方
人によって色々だと思いますが、一番は表情です。その表情を作り出す一番重要な役割を担っているのが「目」です。
目にはあなたの心(思考)が出ます。
昔から目は心の窓と言いました。
目にはあなたの思考が強く現されます。
もし、あなたがこれから会う人から
・丁重に扱われたい
・話をよく聞いて欲しい
・大切な人物と思われたい
・美味しい話を持ってきて欲しい
と思っているなら、目に注意することです。
目にはあなたの思考が現れます。
もっと細かく言うなら、あなたの自分像が出ます。
つまりセルフイメージですね。
自分が自分にどのような想いを持っているかが出るんです。
ヤンキー同士の喧嘩でも、目に一番気合を込めるでしょ?
喧嘩に自信があるヤンキーが、伏目がちになったり、おどおどしたような目にはなりませんから。
では、セルフイメージが低い人が他人から
・丁重に扱われたい
・話をよく聞いて欲しい
・大切な人物と思われたい
・美味しい話を持ってきて欲しい
と思って欲しい場合はどうしたらいいのか?
それは人と会う前に、自分で自分に暗示をかけるのです。
そして、人と会う前から、会っている最中だけ、あなた描く理想の人物を演じるのです。
私はこの方法を使って、昔、教材セールスマンとしてトップの成績を残していました。
このときの私の理想のセールスマンとは、柔和な表情でどっしりと落ち着いていて、言葉に愛情のオーラ(解りにくいかな?)を込めて喋るセールスマンというものでした。
このモデルは私が勤務していた営業所の所長でした。
私は営業所を出て、お客さんの所に行くまでの間、ずーっと、「私は表情が柔和で、どっしりと落ち着いた雰囲気があり、言葉に愛情のオーラを込めて喋る営業マンだ」この言葉をずーっと繰り返していました。
もちろん頭の中でもそのような人物になったとイメージを行います。
そして、お客さんの前ではそのような人物を演じながらセールスを行うのです。
この方法を取り入れてからの私は成績がグングン良くなりました。
一番の驚きは、お客さんからの扱われ方が変ったことです。
一度だけお客さんから次のように言われたことがあります。
「いやぁ、なんとなく『いらないから帰ってくれ』って言えるような雰囲気がなかったから。なんかそんなこと言ったら失礼かなっていう」
「自分のセルフイメージを変えれば相手の自分への捉え方も変る」
そのためには目を中心とした表情が大切。
その目にはあなたの思考が現れる。
思考を根本からリフレッシュさせるのは難しいから、大切なときだけは暗示と演じで対応する。
どうでしょう?
あなたにも絶対出来ます。「これぞ」というときに使ってみて下さい。