潜在意識について復習その4

今日は、潜在意識を構成する最後の要素「記憶」についてです。

人生というのは選択の連続です。

小さな選択から大きな選択まで、日々、選択を積み重ねて生きています。

小さな選択であれば、「今日はどのネクタイをしていこうか」「このメールへの返信は今するか、後にするか」「今日のお昼ご飯は何を食べようか?」「今日の夜の飲み会はどこでしようか?」大きな選択であれば「この人と結婚していいのか?」「住宅ローンはどこの銀行にしようか」「このマンションを購入すべきかどうか?」「この会社に入社してもいいのか?」

こういった選択の連続が自分の人生の方向性を決め、自分の現在の生活を決定しています。

潜在意識は、あなたが日々の生活の中で選択を迫られた時、記憶そして価値観・信念に照らし合わせ、その後の選択基準を決め、レスポンスしています。

例えば、あなたが、お昼時、お腹を空かせて商店街を歩いていて「カレー屋」を見つけたとします。

そしてあなたは、「そうだ今日のお昼はカレーを食べよう」と思ったとします。

空腹時に「カレー」という情報が脳に届き、脳がその情報を処理した結果、あなたは「今日のお昼にはカレーを食べよう」と選択したわけです。

しかし、ここで、あなたの記憶の中に「カレー」という情報がなかったらどうでしょうか?

当然「カレーを食べたい!」という考えは生まれないわけです。

また、あなたがダイエット中で「カレーは、小麦粉と炭水化物である米だから身体に悪いし太りやすい食べ物」という価値観・信念があったらどうでしょうか?

「他の食事にしておこう」となります。

例えば、どうでしょう?お腹が空いているとき、ブラガエのいい匂いが漂ってきたらどうしますか?

「ブラガエ」を食べたいとは思わないでしょう?

なぜなら、あなたには「ブラガエ」の記憶がないからです。

「ブラガエ」とは西アフリカにあるギニア共和国のカレーのような食べ物です。

とても美味しいので、お近くにギニア料理のお店があれば食べてみてくださいね。

あなたの考えは、あなたの顕在意識の働きによる自由意志によって生み出されるわけではなく、外の世界から入ってきた情報を受け、それが、潜在意識の中にある記憶情報を参照して処理され、その後、価値観・信念と照らし合わせ、その反応として生み出されているということはお分かりいただけたと思います。

つまり、私たちの考えは顕在意識が自由に作ることができないのです。

思考という料理を作るには、記憶という材料が必要なるということです。

記憶がないことには私たちは何もできないということです。

ここまでの話を聞くまで、あなたは、自分の意思は自分が意識的に生み出していると思っているかもしれません。

しかし、記憶というものがないと思考は生まれてこないということはお分かりいただけたと思います。

では、明日は私達の意思についてもう少し詳しく書きますね。

私達には自由な意志はなく、無意識の領域が選択権を持っているというお話です。