バーチャルリアリティ

今日は人は「バーチャルと現実を区別できない」ということについて書きます。

人間は自分が「本当だとイメージしたこと」をもとに思考し行動しています。

たとえば、催眠術にかかった人に「あなたは今、スキー場にいます。薄着なので寒くてしかたありません」

というと、その人は本当に震えて鳥肌が立ち「寒い」と感じます。

しかし、実際はスキー場にはいません。

暖かい部屋にいても寒いと感じます。

また、大学生を対象にした実験で「片手を氷水の中に入れている」ところをイメージさせたところ手の温度が下がったそうです。

また、梅干しを想像して口の中に入れるところを想像すると、口の中が酸っぱい感じがしてきて、唾液が出てきます。

これらからわかるように、人は「イメージ」での体験と「現実」での体験の区別がつかないのです。

このことは最近はやっているVR(バーチャルリアリティ)を考えてもらえればよくわかると思います。

VRのグラスをかけてそこに映し出される映像が高いビルの上であれば、思うように足が動かなくなります。

そこに展開されている映像が「嘘」と予めわかっていてもです。

人の神経系は、自分が真実だと考えたりイメージしたりしたことに適切に適応するようにできています。

しかし、このことをもう少し深く考えれば私たち人間は、自分自身で真実だと信じたりイメージしたりすることに神経系は従うということです。

これはある意味すごいメリットです。

この特性を自分のメリットになるような使い方をすればいいのですから。

そうすれば、あなたが望むもののほとんどは手にすることができるようになります。

ある意味、英語やパソコンスキルを身に着けるよりも遥かに費用対効果のいいスキルです。

では、具体的にどのようにするのか?

それが、自分の頭の中で理想とする現実をVRにしてを展開することです。

つまりリアリティのあるイメージングを行うということです。

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