加川です。
夏もそろそろ終わりって感じですね(^o^)
エアコンはあまり好きではないので嬉しいです。
さて、今日のテーマは
「自分を元気にするパワーワードを持っていますか?」です。
人間である限り、日々、落ち込んだり、弱気になったりすることがあります。
そんなときあなたはどうしてますか?
自然に回復するのを待ちますか?
それでもいいのですが、お勧めは
「パワーワードを持つ」ことです。
パワーワードとは、簡単に言えば自分が落ち込んだり、弱気になっているときにつぶやく言葉です。
僕は、23歳のとき、「B型慢性肝炎」という難病を宣告されそれから5年間、入退院を繰り返しました。
そのあいだ、何度も「人生終わった」と思うことがありました。
借金が返せなくて、借金取りに追われた時。
食事をするお金がなくて、キャベツのはっぱを食べて生活しているとき。
こんなとき、次のような言葉をいつも呟いていました。
人間万事塞翁が馬(じんかんばんじさいおうがうま)
有名な言葉ですからご存知の方も多いのではないでしょうか?
自分の身に起きる出来事を一喜一憂してはいけないという戒めの言葉ですね。
中国の書物「淮南子(えなんじ)」に書かれている次の話を読むとこの意味が良く分かります。
---ここから--------------------------------------------------
中国の北の方に占い上手な老人が住んでいました。
さらに北には胡(こ)という異民族が住んでおり、国境には城塞がありました。
ある時、その老人の馬が北の胡の国の方角に逃げていってしまいました。
この辺の北の地方の馬は良い馬が多く、高く売れるので近所の人々は気の毒がって老人をなぐさめに行きました。
ところが老人は残念がっている様子もなく言いました。
「このことが幸福にならないとも限らないよ。」
そしてしばらく経ったある日、逃げ出した馬が胡の良い馬をたくさんつれて帰ってきました。
そこで近所の人たちがお祝いを言いに行くと、老人は首を振って言いました。
「このことが災いにならないとも限らないよ。」
しばらくすると、老人の息子がその馬から落ちて足の骨を折ってしまいました。
近所の人たちがかわいそうに思ってなぐさめに行くと、老人は平然と言いました。
「このことが幸福にならないとも限らないよ。」
1年が経ったころ胡の異民族たちが城塞に襲撃してきました。
城塞近くの若者はすべて戦いに行きました。
そして、何とか胡人から守ることができましたが、その多くはその戦争で死んでしまいました。
しかし、老人の息子は足を負傷していたので、戦いに行かずに済み、無事でした。
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どうですか?
人の人生は、今のこの瞬間だけを切り取って見るのではなく、ずーっと続いているということを意識することで、現在の状況が未来の幸福の元かもしれないわけです。
僕は、落ち込んだ時、弱気になったとき、この言葉を思い出すことで元気になり、気持ちが前向きになることができるようになりました。
あなたも、自分のお気に入りのパワーワードを探してみてはいかがですか?
落ち込んだ時、弱気になったとき、そのパワーワードを呟き元気になることを経験することで、元気モードに復活するまでの時間が短くなりますよ。