「自分の人生イマイチうまくいっていないなぁ」と感じてるなら、次の寓話が参考になるかもしれません。
1羽のフクロウが東のほうに向かってものすごいスピードで飛んでいた。
それを1羽の鳩が呼び止めた。
「どうしたんだい?いつもの君に似ず、たいそう忙しそう忙しそうにしているじゃないか」
フクロウはしょげながら、
「もうここにはいられなくなったのでね」
「それはまたどうして?」
「実は、この里の人間たちが僕の鳴き声を嫌うのでね。だからさ」
「ふん、そういうことなら東に移ったところで、またそこの人たちに嫌われるだろうよ。どこへ行ってもそういうことになる。嫌われたくなかったら自分の鳴き声を改めることだね。他に方法は1つもないと思うよ」
いかがですか?
この寓話をどこかで聞いたことありますか?
私たちは、自分の人生がうまくいっていないとき、その原因を他人や環境に求めがちですね。
自分に原因があると考える人はあまりいません。
- 会社が悪い
- 上司が悪い
- 友達が悪い
- 妻が悪い
- 夫が悪い
- 子供が悪い
このように、自分の人生がうまくいっていない原因を、他人や環境のせいにすることはよくありますよね。
しかし、「自分自身に原因があるのではないか?」
と立ち止まって考えて、自分の普段の言動に思いを馳せる人はほとんどいないというのが実態でしょう。
しかし、自分の目の前に展開する状況は、全て自分の普段の言動や考えが生み出しています。
ここをじっくり考えてみないと、状況は何ら変わりません。
例えば、潜在意識の力を使って自分の夢や願望を叶えようとした時、例えば、そうですね、「この人に好かれたい」と思ったとしても、まずは自分の問題を解決してからでないといくら潜在意識の力を利用しようとしてもこれはうまく運びません。
出血を止めてから輸血をしないと意味がないのと似たようなものです。
以前もブログに書きましたが、あなたの願望というのは全て叶っています。
自分が今いる状況はあなたが望んだものなのです。
「いやいや、こんな状況望んだ事はないよ」
と思うかも思うかもしれません。
が、そんな事はありません。
自分が望んでその状況にいるのです。
心の底から今の状況が嫌であれば、既に何らかの行動を起こして、その状況からは離れているはずです。
今の状況を受け入れているという事は、そこにある種の心地よさを感じているということになります。
「自分の状況を変えて幸せをつかみたい」
「今の状況は嫌なんだ!」
ということであれば、自分自身の内面を見つめ直す。
このことにじっくりと時間をかけて取り組むことをお勧めします。
冒頭の寓話を思い出してみてください。
どこに行っても自分の鳴き方を変えない限り状況は変わらないんです。
自分自身の内面を見つめて、何を変えるかを見つけ出す。
この作業を行わない限り人生が変わることはありません。
本日のお話は以上となります。
お読みいただいてありがとうございました。