まず、ちょっとした短い物語を読んでみて下さい。
あなたが寝ているとき、夢の中に神様が現れこう言います。
「あなたが叶えたい夢、やってみたいこと、なんでも可能にしてくれる魔法の呪文を授けよう。その呪文を唱えた後に、自分の望みを声に出して言いなさい。そうすればどんな願いも叶う。その呪文を書いた紙はお前の枕元に置いておく。目がさめたら読みなさい」
あなたは目を覚まします。
「さっきのは何だ?夢か?現実か?妙にリアリティがあったぞ」
「あ、そういえば、枕元に何か置いておくとか言ってたぞ」
枕元を見るとなにやら紙切れが確かにあります。
「夢じゃなかったんだ」
おそるおそる紙を開いて見ると、そこには「●▲#Ю×@」と書かれてありました。
「・・・、これを唱えれば本当に願いが叶うのか?」
半信半疑のあなたは、その呪文を試してみようとします。
「う~ん、何がいいかな?、よし、人事部のN子ちゃんとデートっていうのはどうだ?男性社員の憧れの女の子だからなぁ」
あなたはさっそく、「●▲#Ю×@」と唱え、「人事部のN子ちゃんとデートができますように」と願い事をしました。
さて、結果は・・
その日、あなたが会社に出社し、昼食時間を迎えようとしたとき、あなたのデスクの内線が鳴りました。
「はい、あ、N子さん?あ、ううん、あいいよ、はい、じゃ」
なんとN子さんから、昼食のお誘いでした。
昼食を食べながら話は盛り上がり、週末は湘南方面へのドライブへ行く約束になりました。
あなたは有頂天です。
「この呪文はすごい、よし、この呪文を使って、いろんな物を手に入れよう、そうだ、車も欲しいし、出世もしたい、あとは、海外旅行も行きたいな。なんだか人生楽しくなってきたぞー」
あなたは急に感情に高揚感を感じ、人生が急に明るくなったように感じます。
しかし、ふとした疑問を感じます。
「でも、まてよ、何故今までは、今欲しいと思ったものを手にしようとは思わなかったんだろう?」「なんでだ・・?}
物語はここまで
さて、この物語は何を言わんとしているのでしょうか?
あなたはわかりますか?
それは、
「人間は自分が望むものが何でも叶うとわかると、急に人生に対して求めるものが増えてくるが、そうでない場合には、人間は人生に対してあまり多くのものを求めない」
ということです。
よく、「宝くじにあたったら、あれを買って、これも買って、それからあそこにも行って」と話している人を見たことがあるでしょう?
しかし、「自分で努力をして、これを手に入れて、あれも手に入れて、それから、あそこにも行って」と言っている人にはあまりお目にかかりませんね。
これはとてももったいないことです。
人生はあなたが求める物を気前よく差し出してくれるように出来ています。
ただあなたが本気で求めないだけの話です。
一回キリの人生、そのような考えではあまりにもったいないとは思いませんか?
あなたが人生に求めるものを明確にして、ソレを手に入れる努力を開始したなら、必ずソレはあなたの手に入ります。
自分が望むモノを手に入れている人達はみんな、自分が望むものを人生に対して明確にし、ソレを手に入れるために行動をおこした人達ばかりです。
あなたが人生に何を求めるかを明確にしたなら、あなたの人生は大きく変わります。
あとは、それに対し、ゆっくりと歩を進めていけばいいのです。
そしてそのとき、歩の先に立ちはだかる障害に思いを馳せないことです。
あなたが求めるものだけに思いを馳せて下さい。
そうすれば事は上手く運びます。