「紙に自分の夢・願望を書いて、それをいつも持っているようにする」
「そして、その紙は二度と見ないようにする」
そうすれば、そこに書いてあることが実現すると言う話を聞いたことがありませんか?
この願望を叶える方法は、願望達成法などの方法を書いた本、特に昔に出版されたものには、必ずと言ってもいいほど書かれています。
私は、願望や夢を実現化する方法を書いた本を、おそらく200冊以上は読んだと思いますが、かなりの確率でこの方法が書いてありました。
世の中には実に様々な願望達成法がありますが、この方法は、イメージングやアファメーションと並んで最もメジャーな方法といえるでしょう。
しかし、しかし、残念ながら、この方法で夢や願望は叶う事はまずありません。
何故かと言うと、多くの人は、紙に書いた夢や願望を忘れてしまうからです。
または、その夢や願望がすぐに虚ろってしまうのです。
イギリスの心理学者であるリチャードワイズマン教授という方が、なぜ「新年に立てた目標を多くの人が達成できないのか?」ということを調べました。
ちなみに、彼の調査では、約8割の人が新年に立てた目標が達成できないようです。
なぜ達成できないかわかりますか?
それは年初に立てた自分の目標を忘れてしまうからだそうなんです。
自分が立てた目標や夢を忘れてしまうと言うのは何か不思議な気がしますが、実際のことなんです。
あなたにも経験がないですか?
私たちは、起きてから寝るまでやらなくてはいけない事がたくさんあります。
特にスマホが普及してからは、秒単位でいろいろな情報が入ってきます。
現代人が1日に受け取る情報量は、江戸時代に生きていた人の1年分とも言われています。
このような時代ですから、日常の雑事や、新たに入ってくる情報に紛れて、自分の夢・目標何かを忘れてしまうんですね。
だから、自分の夢や願望を紙に書いて、それを常に持っていたとしてもそれらが叶う事はありません。
自分の夢や願望を叶えようとしたら毎日それを意識している必要があります。
思考エネルギーを夢や願望に向けている必要があるんです。
思考のエネルギーも量子的な働きをしますが、その力は微弱です。
なので、「思い続ける」ことが必要です。
なので、自分の夢や願望を紙に書いたら、それを、毎日、朝・昼・晩と時間があれば見るようにします。
この繰り返しによって自分の夢や願望が潜在意識に落ちていきます。
ただこれだけでは、夢や願望を潜在意識の力によって達成するには弱いところがあります。
紙に書いた夢や願望を毎日見ると言う事とともに、アファメーションやイメージングなども併用していかないといけません。
「目標や夢は、パソコンで打ってそれをプリントアウトしたものでもいいですか?」とよく質問をよく受けます。
これはこれで構わないとは思いますが、1番良いのは、やはり手書きです。
手で書くことで、あなたの想念というか思考のエネルギーが紙に入りますから、パソコンで作ったものとは全然違ってきますよ。
それでは、今日はここまでです。
ありがとうございます。