私には仲の良い飲み友達が5人ほどいます。
その中の山田君(仮名)の話をしますね。
飲み友達と行く飲み屋ってだいたい決まっていて、そうですねだいたい5~6店舗位をローテーションしてます。
で、その山田君はいつも同じものしかオーダーしません。
新メニューが出てお店の人が勧めてくれても、頑としてそれを頼もうとはしないのです。
「なんでいつも同じものを頼むのか?」と聞くと「頼んで不味かったら嫌だから」とのこと。
で、私が「もし、普段食べているものよりも美味しかったらどうすんの?」と聞くと、「それはしょうがない」とのこと。
まぁ、居酒屋で何を食べようと山田君の勝手なのでいいのですが、この山田君のように保障を求める人は人生の枠が狭くなります。
リスクなしで新しいものは手に入らないんです。
「新しいメニューを食べたら不味いかも、そうしたらお金を無駄にする」このリスクを取らないと新たな美味しい味には出会うことができないのです。
保障を求める人の人生観は分からないではありません。なんでも保障されているほうが気持ちも楽ですから。
でも、保証を求めるということは、自分の人生の安心感を自分の外に求めているということです。
これではいつまでたっても本当の安心感を得ることができませんよね。
なぜなら自分の外にある環境というもは日々変わるものだからです。
未来永劫同じものはありません。
これでは自分に保障を与えてくれる外部要因の変化を恐れながらの生活が続くのです。
自分の中にしっかりとした軸を築き、精神的な依存を止め自立することが安心感への一番の近道です。
保障を求めがちな人は次の言葉を壁に貼っておくといいでしょう。
「敗者はチャンスよりも保障を望む」ロバート・キヨサキ(投資家)