昨日は、
「思考が外部へ影響を及ぼしているのなら、その力を使って自分の願望を実現させることはできないのか?」
答えは「出来る」
というところで終わりました。
今日はその続きですよ。
思考のパワーを使って願望を実現させるには?
思考のパワーを使って願望や夢を実現することができるのなら、その方法を知りたくなりますよね。
じゃあ、その方法を今から言いますね。
それは、「心から信じられる対象物を持つ」ということです。
「え? よくわからない・・・」ってとこでしょうかね?
今から順を追って説明していきますね。
どの願望実現法を信じても同じこと?
私が小さいとき、家が貧乏だったせいか宗教の勧誘の人がよく来てました。
子供心に父親と勧誘員の人のやり取りは興味深く聞いていたように記憶しています。
ある日、T教の方がやってきて父親を入信させようと説得をしていました。
そのときのやりとりは今でもよく記憶しています。
T教の人「T教に入ればお金にも恵まれ、健康になりますよ」
父親「じゃあ、T教の人はみんなお金持ちで、病気の人は誰もいないのか?そりゃすごいな。じゃあ、俺も入信したらお金持ちになれるわけだな?」
T教の人「いや・・・」
こんなやりとりでした。
この他にもいくつかの宗教団体の勧誘員と父親とのやり取りを聞いていていましたが、その中で心にひっかかることがありました。
多くの宗教ではいわゆる「奇跡体験」をセールストークに入れているということです。
奇跡体験の中でも一番多いのが難病が治ったというものでした。
●●丁目の■■さんは××教を信じることで癌が治った。
▲▲町の金物屋の◆◆さんは○○教を信じることで白血病が治った
このようことをいろんな宗教団体の人が言うわけです。
み~んな父親が知ってる人ばっかり。
このことは、子供心にも腑に落ちませんでした。
- 宗教Aを信じても難病が治る
- 宗教Bを信じても難病が治る
- 宗教Cを信じても難病が治る
「これらが真実とするならば、どの宗教が正しく、どの宗教が間違っているというのはおかしいのではないか?」
このように考えました。
しかし、私が聞いていた限りでは、A宗教の方は「A宗教以外の宗教は邪宗であってインチキだ」というようなことを言っていました。
またB宗教の人は「B以外は全部まやかしです」と言っていました。
これら宗教の勧誘員の方が言うことが本当ならば、
- 宗教Aを信じても難病が治る
- 宗教Bを信じても難病が治る
- 宗教Cを信じても難病が治る
というこの現象はどう説明するのか?
だれかが嘘を言っているのか?
しかし、現実に治った人が身近(近所)いる。
これはどう説明すればいいのか?
本当は病気ではなかったのか?
こんな思いがグルグルと回っていました。
しかしある日、「A宗教を信心していたが癌が治らずに死んでしまった」という話を聞きました。
「A宗教を信じて助かる人もいるが、死んでしまう人もいる」
この事実に私の頭の中はますます混乱をしました。
しかし、子供の頭でこれらの疑問が解決することなく、私が成長するにしたがって宗教に対する疑問は頭の隅っこに押しやられていき、いつの間にか忘れていました。
それから10年位経ったころ、子供の頃宗教に抱いていた疑問と似たような疑問の芽がむくむくと芽生えることとなりました。
それは、ある日、献血したことで発覚したB型慢性肝炎がきっかけでした。
東京大学医科学研究所の先生から「B型慢性肝炎は治らないから、一生付き合っていくという心構えが必用ですよ」という言葉を言われ、私は「とんでもない、誰が一生付き合うもんか!」という気持ちで治療方法をいろいろと探しました。
- いろいろな健康食品
- いろいろな健康法
- いろいろな願望・夢実現法
を研究しました。
このときフッと思ったんです。
「ありゃ、これは宗教と同じだぞ」
健康食品、健康法、願望・夢実現法、これらを販売・提供する会社・個人の方々それぞれが効果・効能を謳います。
その方達が嘘を言っていないなら、次のようなになります。
- A健康食品を飲んだら難病が治る
- B健康食品を飲んでも難病が治る
- C健康食品を飲んでも難病が治る
- A健康法を実践したら難病が治る
- B健康法を実践しても難病が治る
- C健康法品実践しても難病が治る
- A願望・夢実現法を実践したら難病が治る
- B願望・夢実現法を実践しても難病が治る
- C願望・夢実現法を実践しても難病が治る
また、X法が効く人と、効かない人がいるというのも宗教と同じでした。
大人になった私は少し成長していて、この疑問を友人に話しました。
友人は言いました。
「人それぞれ体質が違うから効く人もいるし、効かない人もいるんじゃないの?」と。
私は「う~~んん」って感じでピンときません。
しかし、「そっか!」と閃く日がやってきました。
それは、ある願望実現法のセミナーに参加したことがきっかけでした。
参加したものの、私的には、この願望実現法セミナーで教えられた方法を信じることができないというか、腑に落ちない気がしていました。
でもまぁ、せっかく高いお金を払ったのだから真剣にやらなきゃという気持ちで、教えられたことを3ヶ月間まじめにやってました。
しかし、効果はまったくなし。
「やっぱインチキかぁ~」こんな気持ちでいるとき、同じセミナーに参加した人(以降、桑原さんと称します)から電話があり、飲みに誘われました。
その飲みの席でのこと。
桑原さんは次のように言いました。
桑原さん「加川さん!!、あれってすごいね。」
加川「あれって?」
桑原さん「あれ、あのセミナーで教えられた願望実現法ですよ!」
加川「あ、あれ効かなかったですよ。全然!」
桑原さん「え!?嘘!それやり方が悪かったんじゃないですか?」
加川「やり方がですか・・・」
桑原さんには効いて自分に効かない。
考えました。
「なんでなんだろう?」って真剣に。
このとき閃きました!
今まで思っていた疑問が、その当事者になることで、やっと答えがわかりました。
それはめちゃくちゃ単純なことでした。
「心から信じているかどうか」ということです。
つまり巷で行われている願望実現法のセミナーで教えられるノウハウの力が願望を実現させるのではなく、「この●●を実践すれば▲▲が叶う」と心から信じていればそれが叶うということです。
心から信じるということには物凄いパワーがあるのです。
心から信じることがなぜ不思議な現象を引き起こすのか?
「ある宗教や願望実現法を心から信じることができたとき、それらを病気の治療や願望実現に用いれば、科学的に説明ができないようなことが起こる」
よって、宗教や願望実現法はどれをピックアップしてもOK!
昔の人は真理を掴んだ言葉を残しています。
「鰯の頭も信心から」(イワシノアタマモシンジンカラ)
もし、仮に、「鰯の頭に向かって呪文を唱えることで病気が治る」と心から信じている人がいたら、その人はおそらく難病を治してしまう確率はかなり高いでしょう。
では、なぜ、心から信じるという行為によって不思議なことがおこるのでしょうか?
また、この力を意識的に自分のために使う方法はないのでしょうか?
あるんです。
それは、想念法という方法です。
このことについては、また、機会を設けてお話をします。
今日は、ここまでです。