人生というテストに、いつも同じ回答用紙を提出してはいけない

大物理学者アインシュタインの逸話に次のようなものがあります。

アインシュタインがプリンストン大学で教鞭をとっていたときのこと。

アインシュタインが物理学上級クラスで試験を終え研究室に戻ろうとしたとき、助手が次のように尋ねました。

「博士、今日のテストの問題は去年出題したものと同じだったのではないですか?」

これに対し、アインシュタインは

「そう、同じ問題だよ」

助手は

「先生、同じ問題を同じクラスに去年も今年も出題するというのはいかがなものでしょうか?」

と聞きました。

アインシュタインは、

「なに、解答が変ったのだよ」

と答えました。

どうですか?

フムムと考えさせれますよね?

当時の物理学は日進月歩の勢いがあり、新発見が相次いでいました。

そのせいで一年前と今とでは同じ問題でも正しい解答の方が変ってしまっていたというわけです。

あなたの人生にも、これと同じことがあてはまります。

昔と違い現代は、色々なことが物凄いスピードで変化しています。

この変化は必然的にあなたの人生にも影響を与えるようになります。

あなたが過去の経験から得た価値観・信念はややもすると、今の時代には通用しない陳腐なものになっている可能性があるわけです。

私は昔、NTTドコモで働いていました。

iモードが世の中に出ようとしていたときでした。

多くの人(経営者も含め)が、「こんな物でインターネットをする人がいるのか?」

「こんなの商売にならない」

このように思っていました。

それがいまやどうでしょうか?

説明も必要が無いくらいですよね?

国民のほぼ全てと言っても過言ではないくらい、手のひらに乗る程の大きさの端末(スマホ)でネットの恩恵を受けています。

「こんな小さな画面でメールをうったり、ホームページを見たりするはずが無い」

このような考えに縛られ、その信念を曲げなかった人が当時の社長だったらばiモードはいったいどうなっていたのでしょうか?

この例からもわかるように、過去と同じような答えしか出さない人は大きなチャンスや運を失うことになりかねません。

人間は、人生を歩んでいくときに、同じような問題に何度も出くわします。

そんなときに、iモードを酷評した人と同じように、過去の経験、知識をベースに、過去と同じような解答をしていたのでは「0点」の結果を得ることになる可能性が高いのです。

だから多くの人は何度も同じような失敗を繰り返します。

客観的に過去を振り返ってみると、

「自分は馬鹿か?」

このように感じるほど、同じような失敗を繰り返します。

借金で失敗する人は、同じようなパターンで借金をするはめになりますし、男性で失敗する女性は、同じような男性で失敗します。

人間関係で失敗する人は同じようなきっかけで人間関係をまずくします。

すべての物は時と共に変化していきます。

あなた自身も同じように変化していかなくてはいけないのです。

決して思考停止になってはいけません。

こんど、あなたに人生の課題が突きつけられたら、提出する答案用紙に違った答えを書くことができないか考えて見て下さい。