イメージの有効性について

ある日テレビを見ているとタイガーウッズが出ていました。

タイガーウッズを知らない人はいないですよね。世界的なプロゴルファーです。

彼が面白いことを言っていました。

スポーツ選手が練習の一環として「イメージング」を行うのはもはや常識です。

しかし、タイガーウッズ選手は、プレイがうまくいっている場面をイメージングするのではなく、自分がゴルフボールになって飛んでいくところをイメージするのだそうです。

面白いでしょう?

イメージングはとても強力なボディーガードです。

その上手な使い方を知っていればあらゆる場面で役にたちます。

今日は、私が営業マン時代に使っていたイメージング法で、誰にでも役立つ方法をお教えしましょう。

何に役立つかと言えば、人に対しての恐怖感やビビリに効果的です。

営業をやったことがある人は経験があると思いますが、訪問恐怖症というか、お客様のところにいくのが恐くなるときがあります。

この恐怖をいかに克服するかが営業マンとして大きくなれるかどうかの一つの分水嶺となるのですが、これがなかなか厄介なものなのです。

私も最初はこの恐怖症で悩みました。

私がやっていたのはいわゆる「飛び込み営業」というもので、見ず知らずの会社や個人宅にアポイントなしでいきなり訪問して物を売るというものです。

当然断りもキツイ場合が多く、そういったことが重なれば、精神的にかなり参ってしまい、お客様のところへ訪問する足も重くなりがちになります。

ついには一日中、公園や喫茶店でさぼったりすることもありました。

そんなとき、読んだ「信念の魔術(CM・ブリストル著)ダイアモンド社」という本に出会いました。

この本のなかのある部分の文章で私は救われました。

その部分の内容は、

Sという億万長者の社長に商品を売り込みたいセールスマンがいたが、このSという人はかなりの強面で、怖くて寄り付けない。

そこでセールスマンはブリストルに相談をする。

ブリストルはアドバイスをする。

内容は次のようなものです。以下引用します。

—ここから文章を引用————————————————-

「いくらあの人でも君をなぐったり、かみついたりする気はあるまい。どこかの海辺で、あの人が海水着を着ている姿を想像してみたまえ。体は毛むくじゃらかもしれないが、裸姿なら、きっと恐いというような気は起こるまいよ。どうだろう?」

「まず、こわいなどという印象はないでしょうネ」

その毛むくじゃらの裸姿ということから、私には一つの連想が浮かびました。

「曲芸ダンスをして、街をのし歩くこっけいな熊を君は見て知っているだろう?

手回しのオルガンに合わせて踊るやつさ。トルコ帽みたいな妙なものをかぶって!やつらは、うなり声は出すが、歯が抜いてあって、人を噛めないのだ」

「そうです」

「そう、それで話はついた。あの毛むくじゃらの人を、そのあいきょうものの熊だと思ってみたまえ。トルコ帽だの、カラーだの、みんなつけたやつをさ。君の心にあった、こわいという想像図は、みんな吹っ飛んでしまうだろう。どうだね?」

————————————————ここまで引用———-

どうですか?

私はこの文章で救われました。

営業訪問先で怖い人が相手だと、この手法を使いました。かなり効果があがりました。

また、この文章を読んで思いついたのが、自分の得意なものを、相手がやっている姿をイメージすることでした。

私には、この方法のほうがより効果的でした。

私は学生時代に空手とハンドボールをやっていました。

普段どんなにかっこをつけていても、いばっていても怖い人でも、はじめて、空手やハンドボールをする姿は滑稽なものです。

ときには吹き出して笑ってしまいそうになるくらいみっともない格好だったりします。

さまになってくるまでは、どんなに運動神経がいい人でも時間がかかります。

ですから、それ以降私は、営業先の人がへっぴり腰で空手をやっているイメージをするようにしました。これを実行し出してからは、営業がなんともなくなりました。

それまで散々苦労した営業恐怖が、たった数秒のイメージでなくなってしまうのです。あなたも是非試してみて下さい。

効果は抜群ですよ!