不安の対処方法

人間、生きていれば、だれでも不安には襲われるでしょう。

まったく不安を感じたことが無いという人はおそらく存在しないはずです。

ただ、不安にどう向き合って対処をするかでその後の人生は大きく変わってきます。

ツキがある人や、成功者は不安とうまく付き合います。

では、あなたに不安をうまくやっつける方法をお教えしましょう。

まず、その不安が現実におこったときの自分の最悪の状態を考えて下さい。

例えば、独立を考えていたなら、事業が失敗し、大きな借金を背負うことかもしれません。

次に、その最悪の状態はなぜ自分にとって嫌なのか考えて下さい。

「借金取りに追いかけられるのが嫌だ」「妻に惨めな想いをさせるのが嫌だ」「全てを失うのが嫌だ」等々ですね。

次に、先にあげた事項が何故、嫌なのかを考えて下さい。

「借金取りに追いかけられるのは怖いから嫌だ」

「妻が可哀想だから嫌だ」

「また、最初からなにもかも買わなくてはいけないから嫌だ」等々。

これ以降は同じです。なぜ、それが嫌なのかを突き詰めていきます。

「借金取りは気が短いから殴られそうだから」

「妻は貧乏を経験したことがないから」

「最初から全部買うのはお金がかかるし大変だから」

さて、そろそろいいころでしょうか。

あなたの不安感の根拠というか、不安の根っこの部分は、上記の例で言えば、「殴られるのが怖い」ということと、奥さんは貧乏をしたことがないから、事業を失敗してそのような想いをさせるのが可哀想ということと、「最初から全部買うのはお金がかかるし大変だから」ということでした。

さて、こうやって出てきた答えを見るとどうでしょうか?なんだか、滑稽というか、不安を持つのがバカらしくなってはきませんか?

「殴られるのが怖いから、事業が起せない?」なんじゃこりゃって感じですね。

「妻は貧乏を経験したことがないから」というのも、奥さんは案外そういったことを気にしていないかもしれませんよ。

「最初から全部買うのはお金がかかるし大変だから」にいたっては論外。

「そんなあなたは独立しちゃだめよ」と大きな声で言いたくなりませんか?

この方法で全てが解決するとは決して言いませんが、自分が抱えている不安というのを突き詰めていくと、大体において、最後に得る答えは、結構バカらしかったりします。

わたしもこの方法はよく使います。こうやって不安の根幹を明らかにしていくうちに、ほとんどの不安はなくなっていきます。

何かの本に書いてありました。「あなたが考える不安の80%はおこることがない」とね。

さぁ、あなたもお験しあれ。

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